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映画観た

映画「バレンタイン一揆」を渋谷まで見に行ってきました。
5、6分遅刻したので「recipe2」からの観覧。つまりガーナに行くきっかけの部分は観られず。
観覧者はたぶん15人くらいでした。

内容は、女子高生、女子大生あわせて3人が(ガイドや通訳とともに)ガーナに行き、チョコレートの原料であるカカオ豆を生産する村での生活と児童労働撲滅運動の経緯を体感し、その実感から帰国後日本で、映画タイトルにもなっている「バレンタイン一揆」イベントを企画し、実施したというドキュメンタリー。
そのイベントは、バレンタインに買うチョコレートにはぜひフェアトレード品を買ってもらおう、と、銀座の路上で呼び込みし、誘導するものでした。

感想。

児童労働撲滅、子供たちを学校へ行かせようという運動はわかった。
じゃあその後仕事の方がどうなったのかが気になった。人手が足りないから働かせようと思ったんだろうから。
「昨日引っ越してきた人」という女性が子供に商品を売らせているのを見咎められ、子供を学校に行かせるよう村民に諭され、商品はすぐに自分で売り始めるというシーンがあったけれど、
そっちよりも、カカオ豆収穫関係の方の人手がどうなったんだろうと思った。
そういうところで(子供を学校へ行かせるための)親の説得ができるかどうか違ってくるんだろうなあと。

一瞬見えた村のポスターの右下にMorinagaのマークがあったように思った。

生産農家の一家はチョコレートは食べたことがなくて「ミロみたいな味だ」との感想。ミロはあるんだ?

帰国後のイベントが銀座になったのは、協力してくれたフェアトレード専門店 People Treeの店舗の関係。銀座では反応がイマイチだったということだけれど、(アップリンクもある)渋谷だったら、客層の違いでもっと盛況だったかもしれないという無意味な想像。まあ仕方ない。


引き続き、トークの感想。

2種類のフェアトレード、後者は知らなかった。(以下うろ覚えです)
1.農家から安く買い叩くような(unfairなTradeの)システムを「Fair」な方向に是正・改善していく運動。
2.一村一産品運動みたいに新しく「Trade」を作る運動。

聞いていて、昨日のテレビの、「久米宏のデフレ」番組、お弁当屋さんの戦いのあたりを思い出しました。
今まで500円でお弁当を販売していたお弁当屋さんも、近隣にできた激安弁当屋との競争に巻き込まれて250円商品を作らざるを得なくなったとか。で、弁当屋さん自身だけでなく、米屋も、米生産農家もそれぞれ苦しみ、最終的に経済全体がデフレになってしまっているのだと。
それは「日本人の誰もが苦しんでいる」例だったのだけれど、
ユニクロやニトリの例のように人件費の安い海外工場を利用するなどして別に苦しんでいないところもある。これらは現地では現地として妥当な賃金を支払っていて「フェア」なのかもしれない。
番組では言っていなかったけれど、大手スーパーなどが特売品を買い叩いて仕入れることも過当な値下げ圧力の一つだったはずだし、工場の下請け買い叩きも、それは「フェア」ではない例だと思う。

話を戻して、チョコレートが販売されるまでの間に、末端に苦労を押し付けて一部だけが大儲けしているのか、安い商品を作るためにみんなが苦しんでいるのか。
前者であればその搾取的な企業に問題があるわけで、そういう情報は聞いて不買したりしたいと思うわけです。現在のフェアトレード品は搾取がないと保障されているのかなと。
後者なら、現在のフェアトレード品の価格を越えない価格にちょっと値上げするだけで(それが普通である状態で)商品全体が提供できるだろうと思うわけです。
カカオ豆農家と、中間を全部すっとばして、製品のチョコとだけを見ていても、フェアトレードの理解にはなりそうにないから、勉強がいるのかなあと思いました。

同じような手法が、消費者の「公平・公正」な経済への意識改革が、低賃金で働く非正規労働者と、企業と、そして日本全体のデフレ回復に役に立つのかなあと感じました。

最後に、DARSの特別版(右上にマークがあり、映画に出たまさにその村から収穫された豆だけをフェアトレードとして使用している特別版)の紹介と、
愛のチョコレート宣言 http://www.facebook.com/chocoalliance の宣伝がありました。

まあ個人的にバレンタインにチョコをもらったりそういうのを食べたりすることは皆無なのでまああれです。